こんにちは、HANAちゃんです。
この記事では今まで危険視されていた大麻についての驚くべき効果をお伝えします。
目次
大麻と聞くと「麻薬」といったネガティブなイメージが強いかもしれませんが、実は規制薬物として知られているだけで科学的研究はまだまだ不十分なところも多いのです。
しかし、近年の欧米を中心とした大麻医療解禁の流れから医学的研究が世界規模で進められ大麻の効果・効能が科学的に証明され始めています。
大麻の主成分であるカンナビノイドは100種類以上あるといわれ、中でもTHC(テトラヒドカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)の2種類の成分が医学界から注目されています。
また、美容用途では、ヘンプシード(麻の種)にアンチエイジングの効果が期待できると、注目が集まっています。
この記事では大麻が、美容・健康・精神にどのような効果をもたらすのかをお伝えして行きます。
THCとは?
THCとは最も有名な大麻の主要成分です。このTHCには精神活性作用があり陶酔作用(いわゆるハイの状態)を引き起こすため、日本では大麻そのものが違法薬物として取り締まられています。
しかし医療大麻が認められている国、特に業界の第一線を走っている国であるイスラエルではこのTHC成分が50年以上前から研究されています。
1964年、イスラエルの科学者ラファエル・マクレム氏らにより発見されて以来、依存性が高いとされていたTHCはコーヒー程度の依存性しかないことがわかって来ています。
CBDとは?
CBDもTHCと同様のカンナビスの成分ですが、人体に影響する効果においてTHCと明らかに違うのが、陶酔作用が全くないことです。
細かなことでいうと、分子式は一緒なのですが、構造式が異なるため、THCと違った効果をもたらします。
CBDの歴史も古く、19世紀の英国ヴィクトリア女王が生理痛にCBDを使っていたと言われています。
CBDは精神活性作用がほぼないため、実は日本でも医療やヘルス商品として使用されていますが、まだまだ世間一般には認知されていないのが現状です。
効果を高める「アントラージュ効果」
50年以上の医学的研究により様々な美容・健康・精神的効果が発見されて来ました。
最近では精神活性作用がほぼないCBDをよく取り上げられていますが、THCを含めた85種類のカンナビノイド以外にも、テルペン、ミネラル、ビタミン、必須アミノ酸、必須脂肪酸などたくさんの成分が含まれ、これらを一緒に摂取することで相乗効果をもたらし、多くの疾病に効果があります。
最近日本でも取り扱われているCBD製品のみでも効果は見込めるのですが、不自然なまでに成分を分離させた個々のカンナビノイド抽出物より、全草抽出物の方がより治療薬として機能します。
このように大麻に含まれるカンナビノイドの成分やテルペン等の成分が相互作用し相乗効果を得ることをアントラージュ効果と言います。
勘違いしやすいのが、天然のものを使用することで副作用が生じると思われていますが、天然のままで使うから副作用が少ないのです。
一方で、一つの成分を単品で抽出し人工的に作り上げた薬品が多く出回っていますが、こちらは高い効果が期待できる反面、副作用も強くなります。ですので、副作用を減らすため、効果が見込める適正量より成分が少ないものが支流となっています。これは日本を含め大麻に対する法律が難しいのでこう言った現状になっています。
また、日本国内で、天然のものを使用すれば、厳しく罰せられるので注意が必要です。
カンナビスの効果
現在、大麻による効果があると言われる疾病は240種類以上(アントラージュ効果を考慮した場合)もあります。
効果が期待される身体疾患の一部
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・関節炎
・背痛
・ガン
・慢性痛
・クローン病
・嚢胞性線維症
・糖尿病
・消化不良
・子宮内膜症
・緑内障
・血友病
・ヘルペス
・水頭症
・睡眠時無呼吸症候群
・過呼吸
・不眠症
・過敏性腸症候群
・肝疾患
・ライム病
・月経前症候群(PMS)
・生理痛
・乗り物酔い
・腎炎
・神経線維腫症
・膵炎
・天疱瘡
・脳しんとう症後神経症
・帯状疱疹
・脊髄空洞症
・ぜんそく
・歯ぎしり
・偏頭痛
・群発性頭痛
・膀胱炎
・下痢
・湿疹
・気腫
・陽性紫斑病
・HIV/AIDS
・高血圧症
・狼蒼
・多発性硬化症
・筋けいれん
・吐き気
・神経障害
・骨形成不全症
・消化性潰瘍
・急性胃炎
効果が期待される精神疾患の一部
・てんかん
・アルツハイマー病
・アスペルガー症候群
・注意欠陥障害/多動性注意欠陥障害(ADD/ADHD)
・双極性障害
・過食症
・拒食症
・アルコール/薬物中毒
・更年期症候群
・パニック障害
・パニック発作
・統合失調症
・トゥーレット症候群
・自閉症
・うつ病
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・強迫性障害(OCD)
医療大麻の摂取方法
一般的に患者さんが医療大麻を摂取するには大まかに4つの方法があります。
1.ヴェポライザー
2.ジョイント
3.チンキ
4.オイル
一つずつ使い方をみて行きましょう。
1.ヴェポライザー
ヴェポライザーとは「気化吸引」するために使われる吸引機器のことを言います。
仕組みとしては大麻から抽出されたオイルを電気熱で200℃前後に温め、気化した成分を吸入します。
ヴェポライザーの特徴は、娯楽用途で良く使われているジョイント(喫煙)と違い燃焼の際に発生する、発がん性を持つタールや有毒な一酸化炭素が発生しないため安全に成分を摂取することができます。
2.ジョイント
ジョイントは一番ポピュラーな使用方法です。医療用途より娯楽用途で使われることが多いです。手軽に使用できることで多くの愛好家に親しまれています。
ただ、タールや一酸化炭素などの有毒物質が発生しやすいので注意が必要です。ジョイントで摂取する場合は必ずフィルターをつけることをオススメします。
3.チンキ
チンキとは、ドライの大麻草をホワイトリカーやウォッカなどのアルコールに漬け込んで成分を抽出したもののことで、『ティンクチャー』とも呼ばれます。また、大麻に限らず様々なハーブにも導入されています。
使用方法としては大麻の成分が抽出されたチンキ剤をスポイトで舌の上に2、3滴垂らし、体内へと取り込みます。
チンキは長期間(約2年間)の保存ができるため、大麻が合法の国では民間薬として自宅に常備している人も多いです。
4.オイル
大麻草を低温圧搾しカンナビス成分を含んだオイルは様々な使用方法があります。
特に料理に使われることが多く、海外ではケーキやクッキーに入れて摂取することがあります。また、適量をお肌に塗ってマッサージをすることで相乗効果も狙えます。
あと、カンナビス成分のオイルとヘンプシードオイル(麻の実油)を勘違いする方がいますが、同じ大麻でも成分が違いますのでお気をつけください。
ヘンプシードの美容効果がすごい
医療大麻では蕾(つぼみ)から取れるカンナビス成分をよく使用していますが、美容用途ではヘンプシード(麻の実)が好まれています。
ヘンプシードから取れるオイルには様々な有効成分が含まれています。
また油としても優秀で、多くの植物性食用油にはトランス脂肪酸が多く含まれていたり、コレステロールが高いこともあり体にとても悪いのです。
一方でヘンプシードオイルはトランス脂肪酸やコレステロールがゼロなので豊富な有効成分のみ摂取できるため、とても体に良いと言われています。
そして、ヘンプシードが注目を浴びているのが「アンチエイジング」
ヘンプシードオイルの主な成分
・7種類の飽和脂肪酸
・5種類の一価不飽和脂肪酸
・4種類の多価不飽和脂肪酸
・必須アミノ酸
・20種類以上のミネラル
・食物繊維
・ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE
ヘンプシードの美容効果
美肌効果
体を作るタンパク質の1/3はコラーゲンです。ヘンプシードには良質なタンパク質が多いことから、美容に欠かせない「コラーゲン」をたくさん生成してくれます。また、ヘンプシードにはαリノレン酸が含まれており、この成分もコラーゲン生成を助けてくれる効果があります。
そのほかにも、美肌に良いビタミン類も豊富なことからヘンプシードはプルンプルンなきめ細やかな肌へと導いてくれます。
アンチエイジング効果
ヘンプシードには抗酸化ビタミンが豊富なため、お肌はもちろん体のあらゆる部分においエイジングを抑える効果があります。
また、ヘンプシードに含まれるニッケルは酸素による活性化を抑える効果があります。
いつまでも若々しくいたいならヘンプシードはオススメです。
便秘解消効果
ヘンプシードは食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維が豊富と聞いてピンときているかと思いますが、そうです。便秘に効果があるのです。
また、肌が綺麗な人は「腸」が綺麗と呼ばれています。ヘンプシードで便秘が解消でき、お肌も綺麗になる。まさに一石二鳥ですね。
ダイエット効果
カンナビノイドは食欲増進効果がありますが、ヘンプシードには含まれていませんので、食欲がまして太ることはありません。その逆で、ヘンプシードには必須アミノ酸が多いので中性脂肪やコレステロールを下げる効果があります。また、ヘンプシードに含まれるスレオニンには脂肪肝の抑制作用もあるんです。それに加え便秘の解消もできるため、ヘンプシードは非常にダイエット効果が期待できます。
むくみ解消
ヘンプシードに含まれるカリウムには、むくみの主成分である「ナトリウム」の排出作用があります。また、硫黄にはデトックス効果があり体内の毒素を排出する働きがあります。
ヘンプシードオイルは日本でも購入可能
ヘンプシードには精神活性作用があるカンナビノイドが一切含まれていないので、日本でも取り扱いが可能になっています。
購入の際はカンナビスオイルとお間違いにならないようお気をつけください。
しがらみから解放されるときは必ずくる
現代の日本では、大麻取締法があるため、医療大麻としても使用することが困難な状況です。
もし、大麻が解禁されれば日本人の1/3に相当する4500万人が大麻医療の恩恵を受けることができると言われています。
しかし、ルールはルールです。大麻(ヘンプは含まない)を日本では所持しただけで捕まりますので注意してください。
大麻医療に興味がある場合は、解禁まで待つか、海外で個人的に試してみるしか今のところありません。
医療大麻のライセンスを持ったエージェントを通して適切なルートで医療大麻ツアーなどに参加することをお勧めします。
日本もいずれ解禁されるでしょう。その時までに知識をつけとくだけでも意味があると思います。